学校ゲーム

毎週児童館に行っているわけだが、ここ数週間活発な女の子二人組みに絡まれる。最近は毎週顔を合わせているので慣れてきたのがよくわかる。まず第一声に「あ、タバコだ〜」と。小学生の頃は嫌でしょうがなかったこのあだ名も今はなんだか許せる。私に声をかけ、近づいてくると挨拶代わりにまず蹴り。僕はこの類の蹴りは容認している。簡単に挨拶が終わると最近は「学校ゲーム」(または学校ごっこ)をしようといわれる。外の人や遊びに付き合っていないときは快くOKする。この学校ゲームは今の児童館ではおそらく私ぐらいしかまともにできないと思う。(というか多分「対たば専用」の遊びなんだろう)
学校ゲーム概要

  1. 先生役、生徒役に分かれる。
  2. 先生役が生徒役にテスト問題を出し、生徒役が回答する。
  3. 生徒役が私と子どもの場合、得点対決になる。
  4. 私がどんなに真剣に回答し、たとえ正解であっても得点は0点。
  5. 私に対して子どもは基本的に言いたい放題。やりたい放題。
  6. 私はどちらの役になったとしても基本的にはいじられ役でありツッコミ。
  7. 私はコメント役としての一面も備える。
  8. 採点その他諸々に対する私の抗議は意味をなさない。
  9. オトナの道理は通用しない。

こんなところだろうか。
完全に私が不利な状況でのゲームであるが、なんだかんだで笑いの絶えないゲームである。学校にはいない私と学校を演じるのは、学校が楽しくて私と共有したいのだろうか、はたまた学校に何らかの不服な部分があるのだろうか。本当の学校ではない場所で彼女らのやりたいようにやる学校は彼女たちにとっては理想の学校なのかもしれない。
このゲームが職員の方々とはしないようなものであるならば、もしかすると、私の子どもに対するスタンス、児童館のボランティアとしての存在のしかた、私個人のキャラクター等の要因があってこそのゲームであると思う。毎週行くことによって私の存在が児童館にとって、また児童館に来る子どもたちにとって固有で特別な存在に変化しているとよいのだが。
このゲームをひとしきり楽しむと鬼ごっこをするというのが最近の流れ。