映像の上映

8月23日(水)午後二時半より、予定どおり上石神井児童館の図書室で映像の上映を行いました。
理評実習ⅤのメンバーOs部さんも参加できるということで、当日児童館に来てお手伝いしていただきました。Km谷先生もわざわざ上映を見に来てくれました。
会場を暗幕で暗室にし、ろうそくを立てた状態で視聴者に入場してもらい、上映直前にろうそくを消し、上映。VHSのビデオをプロジェクターでスクリーンに。映像の時間は11分30秒。
上映に集まった子どもは一回目が25人くらい。終了後に、用事があって見られなかった子どものために3時10分に再び上映を行いました。二回目の上映はまだ見ていない子どもは5人ほどでした。計30〜35人が視聴し、上映時に児童館内にいた人の視聴率は70パーセントほどでした。
映像が子どもたちにとっては多少複雑なつくりで「おはなし」というより「映像」であったために上映直前に映像の説明(この映像を撮影した状況の説明)を行ってから上映することにしました。この説明によって事前に雰囲気を作り出せたようで、話というか映像の筋がわかっていなくてもこわかった模様。
アンケートで感想をもらったが、アンケートの結果は

  1. こわかった   8票
  2. つまらなかった 8票
  3. そのほか    3票

でした。こわかったとつまらなかったが同票。

  • 上映前(上映中も一言)説明をしてしまった。映画、映像としては完成しきれていないということなのかもしれない。
  • プロジェクターのピントを合わせるのを忘れた。視聴にあたりそれほど支障はなかったが。
  • 上映前の説明によって雰囲気ができたおかげで、こわい話の会としては成立できた。
  • わかりやすいもの、説明的なもの、多少大げさなほうが子どもは理解しやすい。
  • 低学年は正直にこわがっていた。割と全体が集中して画面を見ていた。
  • 小学校中学年以上の男子からはたびたび「つまらん」「意味分からん」という声が上がったが画面からは目を離さず。
  • 対象を完全に子どもに合わせてしまうのかどうかまだ検討の余地があった。

上映を終えて「児童館での上映とはいえ、完全に子どもに対象を合わせ、子ども向けをつくる必要はない」と職員からコメントをいただいた。児童館で何かするとき、僕は無意識に小学生低学年を意識してしまうようだが、児童館にはそれだけがいるわけではない。そのうえ、子どもたちが望んでいるものは決して子ども向けであるわけではないし、こちらが子どもの求めているものに完全に応じる必要はない。と私は考えています。